土地を巡る問題いろいろ はざみ山古墳
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野中宮山古墳から道路を挟んですぐ北にある古墳です
Wikipedia、藤井寺市HP、案内板、もず・ふるカードによると
【名称】はざみ山古墳
【所在地】大阪府藤井寺市野中1丁目
【形状】前方後円墳
【墳丘長】103m
【築造時期】5世紀前半
もず・ふるカード 表
もず・ふるカード 裏
1996年3月29日に国の史跡に指定されています
古墳の形状が和鋏(わばさみ)に似ていることから、古くから【はざみ山】と呼ばれているそうです
はざみ山古墳についてネットで調べてみると、歴史的な事柄よりも現代になってからの土地を巡る問題の方が目にとまりました
1980年に古墳に隣接する形で国道170号線(大阪外環状線)が開通する際、設計された道路のルートと古墳の一部が重なる位置関係にあったため、道路を少し湾曲させて歴史的な遺産である古墳の形状を守りました
下に載せている地図を見ると古墳の形に沿って道路がゆるやかにカーブしているのがわかるかと思います
平成に入ってから、埋め立てられている後円部の壕の土地売買を巡り裁判沙汰になり、土地所有者の1人に元プロ野球選手で近鉄・日本ハム・楽天で監督を務めた梨田昌孝さんの奥さんがいたそうです
現在住んでいるかどうかは知りませんが梨田さんはこの古墳の近くに自宅兼商業ビルを所有していて、その下から旧石器時代の住居跡が出てきて話題になりました
詳しくは下記リンクをご覧下さい
話がそれましたが、実際に訪れてみると周囲は住宅等に囲まれていて古墳がよく見える場所は後円部(国道170号線沿い)でした
案内板も後円部に設置されています
見た感じ特にこれといった特徴もなく普通の古墳でした(笑)
行き方、駐車場情報は野中宮山古墳の記事を参照して下さい